入社後も活躍する人材を見抜く面接のポイント

書類選考や面接ではかなり優秀に見えた求職者が、いざ入社したら期待どおりの活躍をしてくれなかった。

……残念ながら、こういったケースがおこる場合があります。
書類と面接の両方で慎重に選考したはずなのに、なぜこんなことが起こるのか?

ひょっとすると、面接に課題があるかもしれません。
面接現場で求職者の本音を引き出し、本質を見抜くために必要なテクニックをご紹介します。

<目次>

  1. 応募書類は事前にしっかり読み込みを
  2. リラックスさせる雰囲気づくりを
  3. 転職理由から本音を引き出す
  4. 組織内での役割や責任を明らかに
  5. 失敗やトラブルへの対応姿勢から真の姿が見える
  6. 得意分野と同じくらい、苦手分野のヒアリングも重要
  7. 求職者からの質問も判断材料に

応募書類は事前にしっかり読み込みを

面接の質や内容は、面接官が事前に応募書類をきちんと読み込んだかどうかで格段に変わります。
準備なしで面接に臨んだ場合、書類に記載済みの内容をそのまま質問してしまう、といったことも。
面接そのものが浅い会話で終わってしまう可能性もありますし、求職者に、「あれ、しっかり書類を確認してくれない会社なんだ……」というネガティブな印象を与えてしまう恐れもあります。

事前に書類を読み込む過程で、矛盾を感じる経歴やよりくわしく話を聞いてみたい部分が具体的に見えてくるもの。
面接での質疑応答をイメージした上で本番に臨むことができるのです。

リラックスさせる雰囲気づくりを

求職者が緊張しっぱなしだと、型どおりの回答ばかりで、なかなか本音が見えづらいもの。
これでは本当の人柄や本質を見抜くことができません。

この緊張状態を緩和する上で役立つのが、面接前にアイスブレイクの時間を持つこと。
例えば、面接官の自己紹介からスタートして和やかな雰囲気を作ると、求職者もリラックスして面接に臨み、素顔を見せてくれるものです。

転職理由から本音を引き出す

転職理由は、回答と実態との間に矛盾が生じやすい項目です。
会社や組織に対してどういった場面で不満を感じるのか?という本質が透けて見える部分でもあります。

転職理由がすべてポジティブで模範的回答である場合は、好印象を与えようと事実を取り繕っている可能性があります。
そのまま受け取らず、実態はどうなのかを探りましょう。

また、「1社目は新しい環境で自分の力を試したいと思ったため退職。2社目もより新しいことにチャレンジしたいと思い、退職した」など、一見ポジティブに見える理由でも同じような理由で転職を繰り返していたり、転職理由に矛盾が見受けられる場合も、要注意です。

忍耐力に欠けていたり、仕事を投げ出しやすい傾向があるかもしれませんので、慎重に見定めましょう。

組織内での役割や責任を明らかに

どの企業でも、自発的に行動する人材を欲しています。
そうした行動力があるかどうかを見るために、求職者がこれまで属した組織の中で、どのような役割や責任を負い、どのような成果を上げてきたか、具体的な情報を聞き出す必要があります。

単なる「営業チームでマネージャー業務を担っていました」という回答だけでは、安心できません。
職務内容と照らし合わせて役割や責任の詳細を確認すると、役職と役割がマッチしていない場合もあるからです。
「マネージャーだが決裁権はほぼ部長にあり、指示どおり対応していただけ」といった可能性もあります。

職務内容についても、それが個人としての対応か、チームとしての取り組みだったのかで成果の計り方は大きく異なるので、少し掘り下げて話を聞く必要がある部分です。

失敗やトラブルへの対応姿勢から真の姿が見える

仕事に失敗やトラブルはつきもの。
そんなとき、しっかりと問題に向き合うのか、他者に責任を押し付けるのか、それとも投げ出してしまうのか?

その人の仕事に対する姿勢や考え方が見えてくる部分です。

失敗や課題にどう対応するかについては、人それぞれ考え方が異なる部分でもあるので、前職での具体的な経験も交えて、くわしい情報を聞き出しましょう。

得意分野と同じくらい、苦手分野のヒアリングも重要

大半の求職者は、得意分野に関する受け答えには準備万端でも、苦手分野に関しての対応は不慣れなもの。
長所と短所は表裏一体……とはいえ、矛盾が生じるケースもあります。

「苦手分野は?」「短所は?」といった質問に対して、当たり障りのない回答が返ってくる場合は、面接官にネガティブな印象を与えず穏便に済ませようとしている可能性があります。
この部分をうやむやにして採用した場合、後々ミスマッチや早期退職が起こりやすいので、詳細を聞き出すことをお勧めします。

求職者からの質問も判断材料に

志望意欲が高い求職者なら、面接に向けて、事前に会社のウェブサイトや口コミサイトでさまざまな情報収集をしているはず。
それなのに、面接官の「最後に質問はありませんか?」という問いに対して、「ありません」と回答したり、ウェブサイトの掲載内容と同じことをたずねてくる求職者には、注意が必要です。
事前準備を怠っているか、現職への不満から「とりあえず転職したい」という気持ちが強い可能性があります。

一方で、想定外の質問や型破りな質問で返してくる求職者もいます。
その場合は質問の意図を確認しましょう。返答次第で、相手の意外な一面が見えてくることがあります。

このように、面接の現場でなるべく多くの本音を求職者から引き出すことができれば、後々の「こんなはずじゃなかった」というミスマッチ防止に役立ちます。
実り多い採用活動の実現に向けて、ぜひご活用ください。

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